2019年は、年初から米中の貿易摩擦がピークを迎え、お互いに関税の引き上げ合戦を繰り広げた。また　アメリカが、安全保障上の脅威としてファウェイやＨＩＫビジョンなど中国製のハイテク機器への規制を始めた年でもある。対中感情に悪い印象を持つアメリカ人が60％に達し、翌年の大統領選挙を前にトランプ君はこれでもかと言うほど中国攻撃を繰り返し、有権者の支持を取り付けようとしていた。そんな中で、両国の軍事的なさらに緊張も高まってきた。特にアメリカは台湾を含む”第一列島線”の防衛に力を入れると表明。沖縄嘉手納基地は、まさにその前線基地としても役割が重くなってきた。（2020/2　記）